組織概要

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ごあいさつ

ごあいさつ
理事長 井上康道

 机上のパソコンには、ニュースや天気予報が、ショッキングな映像が、世界各国の天気が、時には有名人の中傷までもが、24時間絶え間なく飛び込んできます。現代人は、情報の海の中を泳ぎ疲れているかのようです。

こうした人々の心を癒し、次の課題に取り組む勇気を与えてくれるのは、何といっても、高い品性と技術に裏打ちされた芸術です。音楽、絵画、彫刻・・・。

ところが、我が国では「芸術は高尚で、難しいもの」であり、芸術を理解するため「難しいのは当たり前」、「我慢するのが当たり前」、「分からないのは君の勉強不足」と言われており、遥かに遠い存在になっています。勿論、持てる才能に、絶え間なく磨きをかけている芸術家への、称賛と敬意を示すことは当然です。しかし、あまりにも、高尚で近寄りがたい存在になっていることも否めません。

海外に目を移してみますと、国際社会では芸術が共通語になり、1曲のバリトンの歌声が、1曲のピアノ演奏が、豊かな共感を醸し出し、深い人間関係を築いています。芸術が、政治・人種・生活環境・宗教・歴史背景など、あらゆるものを超えて、人間同士の深い繋がりを作っています。

こうした背景を見据え、今こそ私たちの人生の中に、積極的に芸術を取り入れ、「アートに囲まれた人生」を築くべき時であると考えます。

東京芸術財団では、既存の概念に捉われることなく、独自性の強い自由な発想で、新しい芸術文化の創造に取り組んでまいります。
こうした趣旨をお汲み取り頂き、皆様方の深いご理解と、暖かいご鞭撻、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

東京芸術財団
設立趣旨

 東京芸術財団「TAF=TOKYO ART FOUNDATION」は、次の目的を実現する為、2011年2月25日、東京都一般財団法人として設立されました。

1 既存の芸術概念に捉われることなく、独自性の強い自由な発想で新しい芸術文化を創成する。

2 芸術文化活動に触れる(鑑賞・参加・育成)機会を多く提供し、それに触れる人々の情感を豊かに彩り、人間性の醸成に貢献する

3 独自性の高い、自由な発想で芸術性の高い歌劇や演奏会を企画・上演する。

4 若い芸術的才能を見つけだし、育成し、出来るだけ多くの上演機会を設けて、その 才能が国際的舞台で評価される機会を提供する。

5 芸術文化の発掘・育成・上演活動を、人間性を豊かに彩る活動として捉え、社会福祉や国際協力の手段としての活動を行い、広く人間の幸福や公益に寄与する。

高い見識と、磨き抜かれた技術に裏打ちされた芸術文化活動は、それに触れる人々の心を励まし、癒し、奮い立たせます。そして、未知の世界へ立ち向かう、勇気を与えてくれるのです。
東京芸術財団は、行き過ぎた世俗主義とは距離を置き、独自性、知性、品性を大切にした芸術文化活動や、エンターテイメントを企画上演の基軸にします。そして、常に世界の動きを見据え、国際感覚を踏まえた活動を行って参ります。

役員陣

一般財団法人 東京芸術財団
TOKYO ART FOUNDATION(TAF)

会長   半田 晴久
副会長  栗林 義信
理事長  井上 康道